乳歯のむし歯を放置していませんか?永久歯に与える影響とは【小児歯科】
こんにちは。
大川柴田群仙南、大河原駅より徒歩3分の「後藤歯科医院」です。
「乳歯は生え変わるから……。」
お子さんの乳歯にむし歯があってもこのように考えてしまうと永久歯にもさまざまな影響を与えてしまいます。
乳歯には永久歯が正しい位置に生えてくる大切な役割がありますので、乳歯のむし歯を放置するとその役割が果たせなくなることも。
そこで今回は乳歯のむし歯を放置すると永久歯に与える影響についてご紹介します。
乳歯のむし歯を放置すると永久歯に与える3つの影響
●永久歯の歯並びへの影響
乳歯のむし歯が進行して、永久歯が生え変わる前に抜け落ちてしまうと、スペースがある期間が長くなってしまいます。
そうすると、周りの乳歯が少しずつ移動して寄ってきてしまい、本来歯が生える分のスペースが足りずに歯並びが悪くなってしまうことも。
乳歯はむし歯の自覚症状をきちんと伝えることが難しく、進行も早いので、むし歯になっていないか定期検診で確認することが大切です。
●永久歯もむし歯になるリスクが高まる
乳歯がむし歯になって進行すると、根の先に膿が溜まります。
そうすると、永久歯が生えてくる部分にむし歯菌があり、むし歯菌を持った永久歯が生えてきてしまいます。
そうすると、永久歯もむし歯になるリスクが高まります。
●発育に影響を及ぼす
むし歯は痛みが出ることが多く、その部分を避けて噛むようになります。
また、複数のむし歯があると噛む部分が少なくなり、あまり噛まずに飲み込むようになってしまうことも。
また、しっかり噛まないことで、顎の成長も促されにくくなり、顎が正しく成長しません。
そうすると、歯が並ばずに歯並びが悪くなってしまいます。
むし歯の早期発見には定期検診を受けましょう
お子さんが自分で痛みを伝えられるころには、むし歯は進行していることも多くなります。
そうなる前に定期的に検診を受けていると、歯科医院ではむし歯にならないようにクリーニングをしてお口の中をきれいにしますし、毎日のセルフケアの方法もお伝えします。
歯ブラシの当て方、おすすめのデンタルグッズの使い方など、お子様の状況に合わせてご提案いたします。
ご自宅のケアで気になっていることはお気軽にご相談ください。
乳歯のむし歯治療は早めに行いましょう
乳歯は生え変わりますが、乳歯のむし歯をそのままにしてしまうとさまざまな悪影響が出ます。
むし歯ができないように定期的に検診をしましょう。
お子さんのお口の疑問はぜひ1度ご相談ください。